勘違いしない?靴下を履き替えるだけでは足の臭いは消えない!どうして?
足の臭いが消えないで困っているという方もいるかもしれません。靴下や靴を履き替えたとしても消えない臭いに、どのように対応したらいいのかわからない方もいるでしょう。実際に対策をしたい場合には、臭いの原因を把握するのも1つの手です。また対処方法にも複数の選択肢があるので、自分に合った形で実践していくことが大切です。
足の臭いは、靴下の素材と関係アリ!
普段履いている靴下がどのような素材でできているか、考えて買っていますか?足の臭いが気になっている場合、抗菌加工や消臭効果のある靴下を買っているという人もいるかもしれませんが、それでも改善しないという人もいるのではないでしょうか。
実は、足が臭う原因のひとつには、靴下の素材も関係しているのです。靴下に使われる素材は、大きく分けて2種類あります。綿やウールなどの天然繊維と、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維です。
天然繊維は吸湿性・吸水性に優れているため、化学繊維に比べて蒸れにくいという特徴があります。抗菌や消臭を謳う靴下の中にも、化学繊維で作られている商品は少なくありません。
足の臭いを気にしている人は、靴下を買うときにその素材にも注目してみてください。
足の臭いの原因を考えてみよう!
足の臭いが気になったとしても、単に靴下を替えれば問題ないと思っていませんか?ですが履物を替えたとしても、根本的な原因としてあげられるのが雑菌です。そもそも足にはもともと常在菌がありますが、これが汗と混ざった皮脂や古い角質などを分解すると臭いの原因になる物質ができるのです。
実は足というのは、ほかの体の部分と比較して汗をかきやすい部分なのです。特に足の裏には汗腺が集中しているので、背中の5~10倍もの汗をかきます。人にもよりますが、1日だけでコップ1杯分もの汗をかいているのです。ただし汗そのものは無臭なのですが、常在菌によって分解されることで臭うようになるのです。
さらに角質も常在菌に分解されれば、臭いを発する原因になります。そもそも足は全身を支える部分のため、ほかの体の部位よりも角質が厚くて硬いという特徴があげられます。厚くて硬い分、垢となって剥がれ落ちる量もほかより多いのです。量が多ければ、それだけ臭いの原因になってしまう可能性が高いので注意が必要になってきます。
考え方を変えれば、角質のケアを行うことで臭いを軽減できる可能性ができるということです。 また、靴や靴下は長く履いたままの状態が続くと蒸れて臭いの原因になるので注意しましょう。特に通気性が悪いタイプの靴や靴下だと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
素足と靴下をはいたとき、どちらがにおう?
靴下を履き替えただけでは、足の臭い対策としては不十分というのは上記で述べました。では、素足の場合はどうでしょうか。
素足で靴を履くということは、足の汗がダイレクトに靴に染み込むということです。ですから、靴が臭う原因にもなってしまいます。
夏は素足で靴を履く方も多いですよね。デザイン的に、靴下が似合わない靴もあります。最近では、履いていることが目立たないパンプス用の靴下なども販売されているので、うまく活用すると良いでしょう。
臭いの問題だけではなく、素足で靴を履いている人に対して抵抗感を抱く人もいます。居酒屋など、靴を脱がなければならないお店もありますが、そのようなお店で素足のまま廊下を歩いたりすると、他のお客さんやお店の方が嫌な気持ちになる場合もあります。
また、人の家に上がるときは、素足は絶対にNGです。もちろん、出されたスリッパを素足のまま履くのも×。ストッキングが苦手な方は、必ず靴下やスリッパを持参するようにしましょう。
手軽にできる臭い対策を考えよう
足の臭いが気になるとき、丁寧に洗ってケアすればそれだけで十分だと思っていませんか?もちろん洗うことは大切ですが、それだけでは十分な結果を得ることが難しくなっています。臭いの問題を解消したいのであれば、洗うだけではなくプラスアルファの対策を考えていくようにしましょう。
例えば手軽に試せる方法の1つに、重曹を使ったケア方法があげられます。自宅に重曹があれば、新たに買いに行かなくても試してみることが可能です。重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、人体に無害というだけではなく研磨作用や消臭作用などを持っているという特徴があげられます。
実際にケアするときには、洗面器などにお湯を張ってその中に重曹を溶かしましょう。重曹を溶かしたお湯の中に足を浸すだけなので、手軽に試してみることが可能です。ただし人体に無害といっても、スキンケア用品ではないので肌に合わない方もいます。違和感を感じたら重曹を使うのはやめるようにしましょう。
ほかにもスーパーなどで売られている食品添加物の1つであるミョウバンを使って、足の臭い防止を目指すという選択肢もあげられます。ミョウバンを使う場合には、水で薄めて霧吹きスプレーなどで足に吹きかけます。もしくは薄い布にしみこませて使用するのも1つの手です。ただしミョウバンと重曹の両方を試すと、効果が薄まってしまうので注意が必要です。
足の臭い対策になるクリームとは?
重曹などを使ってケアすることもできますが、足の臭い対策をしっかりと行うならジェルやクリームなどを使って対策をするようにしましょう。殺菌と制汗を同時に行ってくれるタイプの商品を選ぶことで、高い効果が期待できます。さらに保湿効果や角質ケアなどの効果がある商品も多いので、臭いの原因から対策ができるというメリットもあげられます。
ジェルやクリームといっても、基本的な使い方は足に塗るだけなので手間もほとんどかかりません。また小型のパッケージ商品を選ぶことで、持ち歩いて出かけた先で使用することもできます。
実際に足の臭い対策にジェルやクリームなどを使いたいと考えているのであれば、どのような商品を選ぶかもポイントの1つです。ドラッグストアの売り場へ行ってみれば、多くの種類の商品が販売されていることがわかります。商品ごとの特徴などを比較しながら、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
またクリームを選ぶとき、本当に効果がある商品を選びたいもののどのように決めればいいのかわからないという方もいるかもしれません。そのような場合には、実際に使ったことがある方の意見を参考にするのも1つの手です。使った経験がある方の多くが効果を実感している商品であれば、自分も同じように足の臭い対策として効果が得られるかもしれません。長く使うことを考えて、コストパフォーマンスも含めて選ぶことも忘れてはいけません。
足の臭いの原因には汗や角質が関係しています。丁寧に足を洗うことも対策方法の1つですが、それだけでは十分な効果は得られません。重曹などを使ってケアもできますが、足の臭い対策として販売されているクリームを使ってケアをするのも1つの手です。